2016年元旦 年頭所感
「本質見極めの中にこそイノベーションがある」
経営品質アセッサーフォーラム 理事長 校條 亮治
皆様 明けましておめでとうございます。私事で恐縮ですが、私は子供の頃から除夜の鐘と共に、氏神様に初詣をすることを習わしとして続けてきました。これは、私自身の心の問題であり、政治家の方々が閣僚になると特定神社を詣でることとは全く異質であります。つまり、私にとっての初詣は自らのイノベーションの原点と見ているからです。
今、社会にはあまりにも多くの「情報」と「モノ」が溢れています。あたかも最新の情報が社会をリードしているかのように企業家もマスコミもふるまっていますが、私は大いに疑問を待たざるを得ません。
経済活性化のキーは「規制改革」であると、多くの経済学者やエコノミストは云います。
確かに時代にそぐわない制度やルールもあります。しかし、「何故」「何時」「誰が」「どの様な想いで」それらを整備し、その目的は達成できたのかを本当に突き詰めて議論した結果、「変えるべき」と提案しているのか疑問を呈したくなるようなテーマも多く見受けられます。また、制度変更によるデメリットやリスクは、どのように解消されるのかも明確に検証した上で、変更提案されるべきであると思います。この様なきめ細かい対応によってこそ、多くの国民は痛みの伴う変更政策を受入れられるのではないかと思います。言葉だけが独り歩きするような「経営革新」ではなく、私達は地に足が着いた「経営革新」でありたいと思っています。今年も微力ですが、現場からの経営革新に邁進する所存です。
皆様方の変わらぬ御支援をお願い申し上げ、年頭の御挨拶とさせて頂きます。