私たち旧JQAA(経営品質アセッサーフォーラム)は、去る6月28日の発足総会において「新生JQAA」として再スタートを切りました。これまでJQA(日本経営品質協議会)の外郭団体として長らく活動してきました。ご関係の皆様のご支援やご協力に深く感謝をし、心から御礼を申し上げます。
さて、世界の経済動向は、グローバル化や新興国及び中国の台頭、あるいは世界的な金融不安などにより、世界的なパワーバランスの変化と産業構造変化を引き起こしました。とりわけ、我が国産業構造は、不幸な東日本大震災や福島原子力発電所崩壊もあり、その動きに拍車をかけるような速さで大きく産業構造変化を起こしています。
一方、経営革新や経営品質向上活動は、これまで国内において、その役割を十二分に発揮してきましたが、ここに来てこれらの変化に追随できず、現状に大きく後れを取っているのが実態であると、自省せざるを得ない状況といえます。
私たちは、これらの状況に鑑み、約一年半をかけて組織の抜本的な改革に取り組むべく議論をしてきました。諸先輩型の活動成果に胡坐を掻くのではなく、真に経営革新を進める方々のお役に立ち、且つ参加するメンバー自身の成長にもつながる活動を通じて微弱ではありますが、国内産業及び企業の活性化につなげるべく、今次「新生JQAA」としてスタートを切ることになりました。
活動理念は、今期方針に掲載のごとく「私たちは、経営革新を目指すすべての人達に対し、協創(共創)の場と、知識・知恵・情報を提供し、共に学び、共に経営革新を進めます」と高らかに謳わせて頂きました。また、行動指針は、「志」、ボランティア精神」「公正性」、「自立と自尊」をモットーに行動していくことを誓い合いました。
基本方針に、「JQA認定アセッサーは勿論のこと、現場責任者から経営管理者に至る人達に対し、セミナー、及び実践研究会、情報誌などを通し、経営革新に必要な知識、知恵、情報を提供し、経営革新の支援を行います」と明確化させて頂きました。
新たにご登録参加いただきました「運営委員」の皆様のお力も借りながら、共に悩み、汗をかきながら、経営革新にご興味をお持ちの皆様、また日々の活動にお困りの皆様のお役に立ちたいと考えています。 未来に輝く日本産業を取り戻すべく、共に頑張ることをお誓いし、新生JQAAスタートのご挨拶とさせて頂きます。