2017年度理事長挨拶

経営品質アセッサーフォーラム

理事長 道添順一

2000年に経営品質協議会(http://www.jqac.com)が認定するセルフアセッサーの有志が集まり、セルフアセッサー同士の親睦と自らの能力向上の場として当経営品質アセッサーフォーラム(JQAA)が生まれました。これまで、講演会や事例研究会などの開催やアセッサージャーナル誌の刊行などを通じて、日本経営品質賞(JQA)が求めるエクセレンスな組織の創出に貢献しようと活動してきました。

2013年に「新生JQAA」として定款・規定等を整備した際に、「JQAAは、経営品質協議会が掲げる経営革新に対する考え方を基本に、セルフアセッサーはもとより経営革新に取り組む経営者、推進者、革新支援者が互いに集い、経営力、実践力、推進力を高める活動の支援を行う」と目的を明確にしました。併せて、運営委員(理事を含む。年会費無し)による運営体制に改めました。現在は70名弱の運営委員が協働して活動しています。

今後もボランティア団体として創立時の理念や高い志を引き継ぎながら、活動を通じて社会や企業に貢献していくことが、私たちの使命と考えています。

従い、JQAAの存在価値は、参加された皆様の評価で変わります。特に一緒に学び、獲得した知識や見識を基に、実際に自分が関係する組織で実践・活用できたかどうかが存在価値のキーポイントです。そこで、私たちも世の中の変化や新たな情報を把握・理解に努め、我々自身の変革にも挑戦しながら、一緒に学べる魅力ある講演会や様々なイベントの企画に努めてまいります。

そして、このような活動を通じてお互い共感し、結果として一緒に活動する運営委員が増えていくのが私が描いている理想の姿です。

 

<2017年度の活動の基本方針>

我々の活動にご参加いただく皆様の期待に応えていくために、理事・運営委員の人的ネットワークを最大限活用しながら、JQAA内組織力の強化に取り組み、ご参加いただく皆様並びに運営委員の満足度をさらに高めていきます。

2016年元旦JQAA年頭所感

2016年元旦 年頭所感

「本質見極めの中にこそイノベーションがある」

 

経営品質アセッサーフォーラム  理事長 校條 亮治

 

皆様 明けましておめでとうございます。私事で恐縮ですが、私は子供の頃から除夜の鐘と共に、氏神様に初詣をすることを習わしとして続けてきました。これは、私自身の心の問題であり、政治家の方々が閣僚になると特定神社を詣でることとは全く異質であります。つまり、私にとっての初詣は自らのイノベーションの原点と見ているからです。

今、社会にはあまりにも多くの「情報」と「モノ」が溢れています。あたかも最新の情報が社会をリードしているかのように企業家もマスコミもふるまっていますが、私は大いに疑問を待たざるを得ません。

経済活性化のキーは「規制改革」であると、多くの経済学者やエコノミストは云います。

確かに時代にそぐわない制度やルールもあります。しかし、「何故」「何時」「誰が」「どの様な想いで」それらを整備し、その目的は達成できたのかを本当に突き詰めて議論した結果、「変えるべき」と提案しているのか疑問を呈したくなるようなテーマも多く見受けられます。また、制度変更によるデメリットやリスクは、どのように解消されるのかも明確に検証した上で、変更提案されるべきであると思います。この様なきめ細かい対応によってこそ、多くの国民は痛みの伴う変更政策を受入れられるのではないかと思います。言葉だけが独り歩きするような「経営革新」ではなく、私達は地に足が着いた「経営革新」でありたいと思っています。今年も微力ですが、現場からの経営革新に邁進する所存です。

皆様方の変わらぬ御支援をお願い申し上げ、年頭の御挨拶とさせて頂きます。